パラジウムと他の金属の比較
パラジウムと他の金属の違いがわからない、という方もいらっしゃると思います。
今回はそのような方に向けて、パラジウム、プラチナ、金に関して価格や特徴の面から比較していきます。
パラジウムの特徴・価格
パラジウムの特徴
パラジウムはプラチナと同じ白金族元素という貴金属で、元素記号「Pd」で表されます。
性質や見た目に関してもプラチナと似ており腐敗や変色に強いです。
身近な用途としては結婚指輪が挙げられるかもしれません。
柔らかいプラチナを硬くするために混ぜられるのが一般的で、プラチナよりも硬いパラジウムを混ぜることで傷がつきにくいジュエリーに仕上げることができます。
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パラジウムの価格
パラジウムは2019年2月1日時点で、5216円(税込小売価格)となっています。
以前ではパラジウムはプラチナに比べ安価で、結婚指輪の枠をプラチナに交換することで費用の節約ができました。
しかし近年はパラジウムの需要が急激に増加しており、小売価格はここ数年で急増しています。
現在でもその価格は右肩上がりで、ここ数年で一気に価値を上げた金属と言ってよいでしょう。
プラチナの特徴・価格
プラチナの特徴
プラチナ最大の特徴が白く輝く美しさです。
融点の高さから加工も難しく、技術のなかった時代ではその価値も見いだされにくくありました。長らく不遇の時代にあった金属ともいえるでしょう。
主な用途としては、普段身につけるアクセサリーなどがあげられます。
プラチナは純度が高くなるほど柔らかくなり、高純度のものはアクセサリーの部分には使いづらくなるという特徴もあります。
プラチナの価格
プラチナは2019年2月14日時点で、3,137円(税込小売価格)となっています。
長期的にみてみると、プラチナの価格は1990年代が最もピークで右肩上がりにありました。ですがここ5年で見てみると緩やかではありますが、価格は減少傾向にあります。
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パラジウムと他の金属の比較
プラチナよりも高く買取されるパラジウムの取引相場はどれくらいなのか?
金の特徴・価格
金の特徴
金は純度によって「○○金」のように分類されますが、24金を最高として値が近いほど高価になります。
24金は柔らかく、細かい加工が必要なアクセサリーには向いていません。
18金は金の含有量は75%で変色しにくく耐久性も高いです。
10金は金の含有量は42%で18金よりも変形しにくく傷もつきにくいのが特徴です。
金の価格
金は2019年2月14日時点で、5,061円(税込小売価格)となっています。
注目すべきは海外の金の価格推移で、他の金属と比較しても日本国内との大きなギャップが特徴的です。
日本国内で見ると、小売価格はここ数年ほとんど変動していません。
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金買取の相場はどのくらい?
終わりに
以上、貴金属の特徴と価格の比較をしました。
ぜひこの記事を参考にしていただきお役立てください。
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