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貴金属買取店がご紹介!ルテニウムの特徴と用途とは

ルテニウムという貴金属をご存知の方はいらっしゃるでしょうか。
ルテニウムは元素記号周期表に記載されている元素なので、化学が得意である方の中には覚えがあるかもしれません。

ルテニウムは、コンピューターやDVDなどの記録層やハードディスクで活用されており、貴金属の売却の際に思わぬところで収益の一部となることもあります。

そこで今回は、ルテニウムの特徴から用途までをご紹介します。

ルテニウムの特性

ルテニウムは遷移金属に分類される貴金属の一つで、硬くて脆い金属であることが特徴です。白金を生成する際の副産物として得ることができます。

また、ルテニウムはレアメタルであり、流通量や使用量が少なく、非常に希少な金属とも言えます。そのため、日本での入手は困難で、南アフリカからの輸入にほぼ依存しています。

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ルテニウムの用途

万年筆や高級ボールペンの先端部

日常で生活している上で、ルテニウムを目に触れる機会が一番多いのは、万年筆ではないでしょうか。
万年筆のペン先の先端には、オスミリジウムやイリドスミンと呼ばれる合金が使われており、その合金にルテニウムが含まれています。

この合金は、分子が非常に綿密で、金属で最高の硬さがあり、一番重い金属です。そのため、磨かれたペン先には銀光沢のなめらかさがあり、すらすらと文字を書き続けることができます。

コンピューターやハードディスクの円盤層構成の一部分

コンピューターやハードディスクの記録は、平面方向の磁気記号の密度を高くすることで、記録できる容量を増やしていきました。しかし、この方法ではあまりにも密度を高くしてしまうと、データの安定保存が難しくなります。

そこで、磁気記号を垂直に並べ直すことにより、記録密度をさらにあげるという方法が考えられました。この垂直方向に磁気記号を並べるためには、ルテニウムが必要不可欠となるのです。

日々みなさんが使っているコンピューターの莫大な容量を保存できているのはルテニウムのおかげであると言っても過言ではありませんね!

まとめ

以上、ルテニウムの特徴から用途までをご紹介しました。あなたのいらなくなったコンピューターやDVDの中には、もしかしたらルテニウムが含まれているかもしれません。
K.G.B.では、全国対応でレアメタル買取や貴金属買取をしております。オンラインの査定フォームから簡単に査定することもできますので、気になった方やお困りの方はぜひ一度お問い合わせください。

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