プラチナにも種類があるの?その違いをお教えします!
プラチナは、貴金属のアクセサリーとして大変人気がありますよね。
そんなプラチナですが、実は種類があるのをご存知ですか?
これを知らずにプラチナ商品の購入・買取をしてしまうと、大変な損失を被ってしまう可能性があります。そこで今回は、プラチナの価格を決定する一要因である種類と、その違いについてお話ししたいと思います。
プラチナとは
そもそもプラチナとはどんな貴金属なのでしょうか?プラチナの和名は白金で、白い光沢を帯びています。また、元素記号はPt、原子番号78番にあたります。
酸に強い、融点が高い、王水以外に溶解しない、といった特徴があり、アクセサリー並び各種触媒、国際キログラム原器など、さまざまな場面で用いられています。
日本で産出されることはほとんどなく、南アフリカ共和国、ロシア、カナダ、ジンバブエ、アメリカ合衆国、コロンビアなどが主要産出国となっています。
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純度の違い
プラチナは、ゴールドなどのように、イエロー、ピンク、ホワイトなどといったカラーで種類分けされることはありません。プラチナの違いを説明する際には、純度の違いが用いられます。Pt1000・Pt950・Pt900・Pt850などと表され、数値の大きいほど純度の高いものです。
◆Pt1000
純度の最も高いプラチナです。現在は、Pt999と表記することも多くあるようです。貴金属としては非常にやわらかく、傷がつきやすいものです。そのためアクセサリーに使用されることはそれほど多くありません。
◆Pt950
純度が95%のプラチナです。残りの5%にはほかの金属が含有されています。パラジウム、テニウム、イリジウムなどが混ぜられます。これらの金属を混ぜることで硬度を上げ、アクセサリーとして使用可能なプラチナに仕上げるようです。
◆Pt900
純度が90%のプラチナです。硬さなどの点から、日本国内のプラチナ装飾品では、このプラチナを使用することが多いようです。
◆Pt850
純度85%のプラチナです。これより低い純度のプラチナは、ISO国際標準化機構や社団法人日本ジュエリー協会にプラチナと認められていません。
◆Pt750
この純度のプラチナは、比率としては18金と同じです。
◆Pt650
この純度以下のプラチナは、指輪やネックレスの立爪部分でわずかに使用されることがあります。
まとめ
ここまで、プラチナについて、その概要と純度の違いによる種類分けをしてきました。純度の変化によって価格も変化します。
購入の際にも、買取の際にも、ぜひ参考にしてみてくださいね。