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ルテニウムを使用したハードプラチナの結婚指輪を紹介

皆さんは「ルテニウム」という金属をご存知ですか?
ルテニウムはハードプラチナの結婚指輪に使われている金属です。
では、なぜ結婚指輪にルテニウムが使われるのでしょうか?
そもそもハードプラチナとは何なのでしょうか?
そこで今回は、ルテニウムとハードプラチナについてご紹介します。

ルテニウムで強度をあげる

プラチナで作られた結婚指輪はその耐食性や白い輝きによって人気があります。
しかし、そのまま使用してしまうと強度がなく傷がつきやすくなります。
そこで登場するのがルテニウムです。
ルテニウムはプラチナの強度を上げるために使用されており、傷に強いものに仕上げることができます。

ハードプラチナとは?

ハードプラチナには正しい定義はありません。
一般的にプラチナにルテニウムなどを混ぜて素材を硬くしたり、その他の方法によって強度をあげたりしたもののことを言います。
通常のプラチナの結婚指輪はプラチナ90%と他の材料を混ぜて作られていますが、ルテニウムを2%ほど混ぜれば強度が上がりハードプラチナと呼ばれるようになります。
しかし、ハードプラチナといっていても、強度に信用性がないものも多く、良し悪しがあると言えます。

ルテニウムの特徴

金属アレルギーのリスクが少ない

プラチナに混ぜられている他の金属として「パラジウム」というものが挙げられます。
パラジウムは歯科医療の現場でも使用されており、「銀歯」としてよく用いられています。
しかし、金属アレルギーを引き起こしやすく、引き起こす確率はプラチナの1.5倍といわれています。
そのため、近年パラジウムによる金属アレルギーが問題となっています。
ところが、ルテニウムは金属アレルギーのリスクが低いといわれており、金属アレルギーのリスクを下げたい方におすすめです。

比較的軽い

ルテニウムの特徴としてその軽さが挙げられます。
プラチナ(21.4g/㎤)、純金(19.3g/㎤)に比べて、ルテニウム(12.4g/㎤)と、かなり軽くなっています。

色が青黒い

ルテニウムはプラチナと比較すると青黒い金属だと言われています。
しかし、見た目には影響はなく心配する必要はありません。

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まとめ

今回はルテニウムとハードプラチナについてご紹介しました。
ハードプラチナは強度が高く、長時間付けている人や、手をよく使う仕事をしている人などにおすすめです。
結婚指輪の購入をお考えの方はルテニウムを使用した結婚指輪にしてみてはいかがでしょうか?

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