貴金属買取の豆知識 bits of knowledge

イリジウムを使った合金の用途をご紹介します

「金属なんてどれも同じだろう」とお考えの方にお聞きします。
イリジウム合金について詳しくご存知でしょうか。
指輪の作成に利用されるイリジウムですが、実はその硬い性質を活かして様々な分野で利用されています。
今回はイリジウムと合金について詳しくご紹介します。
あなたがいつも使っている物にイリジウムが利用されているかもしれません。

イリジウムってどんな金属?

「合金について知る前に、イリジウムがそもそもどんな金属なのか知りたい」とお考えの方がいらっしゃるかもしれません。
イリジウムは貴金属の一種で、レアメタルにも属しています。
その性質は大きく二つで、腐食しにくい性質と非常に硬い性質を持ちます。
また、融点が高いので加工がしにくい素材です。
そのため、一般的にはイリジウムを粉末状にして利用されることが多いです。
ちなみに、イリジウムの塩類が虹のように多くの色を示すことから、ギリシャ神話の虹の女神の名(イリス)をとって「イリジウム」と命名されました。

イリジウムの合金とは

イリジウムを利用した合金で有名なのは、白金イリジウム合金です。
白金イリジウム合金は熱と腐食への耐久性の高さを誇ります。
また、合金の白金とイリジウムの比率は9:1なので非常に高い強度も持ちます。

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イリジウムと合金の用途

イリジウムと合金が実際に使われている場面を思い浮かべてみてください。
どこにイリジウムと合金が利用されているか知らない方も多いのではないでしょうか。
実は意外なところにイリジウムとその合金は利用されています。

・コンパス
・万年筆の先
・メートル原器
・キログラム原器
・指輪
・工業用のるつぼ
・ネックレス

特にメートル原器とグラム原器は、白金イリジウム合金が利用されています。
両者はそれぞれ国際的に1メートルと1キログラムを定義する物です。
国際的な定義を表すものを作るには、できる限り不変な性質を持つもので、時間の経過とともに定義に狂いが出ないようにする必要があります。
白金イリジウム合金はその合金の酸化に対する耐久性と摩滅のしにくさ、物理的変化の起きにくさが認められて、原器に採用されています。

まとめ

今回はイリジウムと合金についてご紹介しました。
意外なものにイリジウムが使われていると感じた方もいらっしゃるかと思います。
気になる金属について少し調べてみると、イリジウムのように意外な事実が発見できるかもしれません。
イリジウムを含めた金属買取業者をお探しの方は、ぜひお問い合わせください。

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