金銀パラジウムなど工業用貴金属スクラップの業者買取の流れとは!?
工場に不要になった金糸・銀板・ケーブル・プラチナ電極などの金属スクラップはありませんか?
これらの工業用スクラップや歯科医院・歯科技工所で発生する使用済の金歯と銀歯・撤去冠・研磨粉は、貴金属買取業者に処分してもらうことをお勧めします。
同じ金属スクラップといっても、鉄や銅と比べて貴金属は買取価格が高いのが特徴です。
今回は『工業用貴金属スクラップの業者買取の流れ』をご説明します。
◆業者買取の流れ◆
□1.「預かり」
まず、査定方法に関して説明を受けます。
貴金属の買取価格査定には、金属の溶解や化学処理が必要なので査定後にキャンセルできないことがあります。
査定後のキャンセルが可能か否かを含め、業者が提示する条件に同意すれば業者に工業用スクラップを渡します。
□2.「選別・前処理」
選別・前処理の過程ではスクラップ品を大まかに種類別に分けて、付属物を除去します。
その後、次の精製過程の前処理として、酸による処理・溶解・焼成・粉砕といった作業で付属している重金属と有機物を取り除きます。
□3.「精製」
精製とは不純物を取り除く過程のことです。
純度100%の貴金属は柔らかく傷がつきやすい性質があるため、一般的に他の金属を混ぜて使用されます。
混ぜられた他の金属を金属ごとの科学処理によって、目的の貴金属のみを回収していきます。
金は王水に溶かし電解精製処理を、銀は硝酸煮溶かし電解精製処理を、プラチナは硝酸に浸す処理を行い、他の金属と分離させます。
□4.「分析、回収」
この過程で、回収した金属を溶解させ、ICP発行分析装置や蛍光X線解析装置などの装置を用いて不純物の有無を確認します。
□5.「査定結果の報告」
報告日の相場と重量に応じて回収した貴金属の買取価格が決定されます。
査定で精製を行っている場合には、業者に回収率や回収重量、作業の内容など詳しく聞いて妥当な評価なのか確認するといいでしょう。
□6.「取引成立」
査定内容に同意して査定額を受け取ります。
スクラップ品を預けた際に精製後のキャンセル不可について同意している場合は、買取価格に不満があってもキャンセルできません。
以上が、『工業用貴金属スクラップの業者買取の流れ』についての解説でした。
神戸ゴールドバンクは固体・液体・粉体など金属の状態を問わず、工業用スクラップや歯科貴金属に使われる金・銀・プラチナ・パラジウム混合品・レアメタルなど貴金属なら何でも買取いたします。
不要になった金属スクラップを処分したい業者様はお気軽にご連絡ください。