相場天気予報MARKET FORECAST

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金は連日の急落 総崩れの相場

UPDATE
2012.08.20
GATEGORY

FOMC議事録での米追加緩和期待の後退の影響で市場は大幅続落。
FOMCの影響が一昨日の引け後だったこともあり、昨日はそのインパクトが一巡しました。
また、昨日はスペイン国債入札が目標上限に届かず、欧州債務危機の再燃を受けてのリスク回避も強まっています。
ドラギECB総裁の発言も注目されていましたが、欧州経済の先行き不安を示唆したものの、市場が期待していた利下げなどの追加金融緩和には触れられず、失望感からユーロは下落。
その後、米国でADP雇用統計が発表され、強い改善を示す結果となりましたが、市場委に対する影響は限定的です。

米追加緩和期待の後退と欧州債務危機の再燃という悪材料で市場は急落。
しかし、米国では経済回復期待により追加緩和が遠のき、欧州では景気先行きが悪いうえに債務懸念も燻り続けているという対照的な状態に違和感を覚えます。
貴金属は急落し、金は1610ドル台まで下げ未だ底を探っている状況です。明日の米雇用統計の結果によっては1600ドル割れもあり得る状況になってきました。
昨日の金の下落に追随しなかったプラチナと銀も本日は大きく崩れています。
急落に対してすぐさま買いを入れて相場を下支えしていた2大金需要国であるインド・中国も動きが鈍いです。インドでは宝飾業界のストライキが続き、中国も景気先行き不安から買い渋り。逆に言えば、インドでストライキが終結し、中国で預金準備率の引き下げなどの追加緩和が発表されれば大きく上げる余地はあるということです。
また、米国でもバーナンキFRB議長が追加緩和について含みのある発言をすれば今回の急落分はすぐに戻すことになるでしょう。ここ最近の傾向として、バランスを取ろうとする発言が多いので、過度の追加緩和期待後退が進めば一言あるのではないでしょうか?

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