相場天気予報MARKET FORECAST

昨日も特に大きな材料がない中、突如欧州時間（日本時間ＰＭ5：00頃）に貴金属相場が急落。

金は1253ドルから一気に1245ドルへ急落。その後も下値試しの動きが続き、1236.5ドルまで突っ込みました。下値抵抗線である1240ドルを割り込んだことで、次のターゲットである1220ドルも意識される展開となりましたが、この日発表された米耐久財受注が予想を下回ったこともあり下落は一服。引けにかけて1245ドル付近まで戻して終わっています。

ファンドの仕掛けにストップロスがヒットしたことによる急激な下落のようです。尚、ターゲットになった貴金属以外の市場は至って平穏です。

しかし、厳しい環境下でも強かった貴金属相場にもついに陰りが出ました。今夜はイエレンＦＲＢ議長講演が予定されています。ここでタカ派的発言がでるようなら、貴金属はもう一段の突っ込みも覚悟しなくてはいけないでしょう。

まあ、ここで売り玉を一度整理した方が反転した時の動きも軽くなっていいのかもしれませんが…。