相場天気予報MARKET FORECAST

財政の崖協議はクリスマスを越えました。

25日は米国の休日となっており、年内合意に向けても残された時間は僅かで、越年の可能性も高まってきました。

最終的には合意に至るとの楽観的な見方が強かったのですが、予想以上に共和党増税反対派の勢いが落ちません。着地点を未だ見いだせないまま刻一刻と時間は過ぎています。

ここにきて期限切れを迎える減税策を1か月ほど延長する暫定措置をし、協議を延長するという案も出てきているように、先行きの不透明感が増してきました。

安易な先延ばしは市場の不安感を煽るだけです。何とか年内決着を目指してほしいものです。

貴金属は何とか連日の急落に歯止めがかかり反発となっています。株価は大きく下落していますが、リスク回避の安全資産として買い戻されたようです。しかし、大幅下落の反発としては上げ幅が小さく、依然ファンドの売り標的になっているものの思われ、底をつけたとは言い難い状況です。