相場天気予報MARKET FORECAST

貴金属の買取、貴金属地金(インゴット)オンライン売買の
K.G.B.神戸ゴールドバンクが発信する相場情報です。
各貴金属の最新相場状況が天気予報のマークで一目でわかります。

※投資は自己責任にてお願いします。

米雇用統計は予想外の悪化 月曜日は大荒れ必至

UPDATE
2012.08.20
GATEGORY

3月米雇用統計発表。
非農業部門雇用者数は前月比12万人増と、事前予想20万3000人を大幅に下回りました。
一方、失業率は8.2%と約3年振りの低水準まで低下。
予想を大幅に下回るサプライズともいえる弱い結果です。
ここ最近は緩やかな回復基調が鮮明になり、追加緩和どころか出口戦略まで意識されるような状況であった米市場に冷や水が浴びせられました。失業率は確かに低下しましたが、これは職探しを諦めた人の増加による数字のマジックであり、より事態は深刻化しているということです。
この雇用統計を受け、市場は大きく変化すると思われますが、昨日は欧米市場が休場ということで月曜日まで雇用統計の反映は先送りです。週末を挟むことでややインパクトは弱まるかもしれませんが、市場はドル高の是正、リスク選好の高まり、そして再び米国の追加金融緩和が強く意識される展開になると思われます。各国が休場でマーケットが閉まっている中、開場していた為替相場では一足先に影響が出ており、円が82.5円から一気に1円安の81.5円まで急騰しています。
貴金属は雇用統計で改善が見られた場合、金1600ドル割れを試すような展開が予想されていましたが、今回のネガティブサプライズは貴金属にとってはポジティブな要因となりそうです。追加金融緩和の高まりで、先日のFOMC議事録を受けた急落は巻き戻しを見せるでしょう。ここで1700ドルを取っておきたいところです。

月曜日はタイミングの良いことにバーナンキFRB講演が予定されています。月曜日は大荒れ必至です。

関連ブログRelated blog

お電話でもお気軽に
お問合せください
0797-62-8188電話をかける