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米雇用統計 判断に戸惑う市場

UPDATE
2013.06.08
GATEGORY

注目の5月米雇用統計が発表。

非農業部門雇用者数が17万5000人増と市場予想17万人増を上回る改善。しかし、失業率は労働参加率が上昇した影響で7.6%と前月の7.5%から悪化。

 

市場予想とほぼ同じ数値となったことで、懸念されていた米量的緩和縮小に対する影響がはっきりしない状況となりました。

市場も微妙な結果に戸惑いを隠せず右往左往。

初動はリスク回避でドル安。このところ安全資産として買われている円は一時94円台に突入。しかし、その後の失業率の悪化が意識され、量的緩和継続期待からリスクオン。結局、ドルは買い戻されダウも上昇。円は97.53円まで上昇して引けています。

市場は今回の米雇用統計は出口戦略に傾くほど強くなく、雇用状況の改善は緩やかで、早期の量的緩和縮小は簡単ではないと判断したと取れます。

一方で、格付け会社フィッチが量的緩和の早期縮小を示唆するなど、専門家の間では年内にも出口戦略に動くのではないかとの予想も多くあり、米雇用統計での結論は持ち越し。米出口戦略がメインテーマの市場が続きます。

 

 

 

貴金属はリスクオンとなったことで急落。金は終値1384.6ドルと前日比-29.1ドルの大幅下落も、最近の1420ドル~1380ドルのBOX圏には残った形になっています。

しかし、昨日は多少ドル高に振れたとはいえドルINDEXは81.69と5月末の84.5からみればドルは大きく下落しています。その割に金価格がほぼ横ばいなのは矛盾した動き。

違和感のある市場です。

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