相場天気予報MARKET FORECAST

貴金属の買取、貴金属地金(インゴット)オンライン売買の
K.G.B.神戸ゴールドバンクが発信する相場情報です。
各貴金属の最新相場状況が天気予報のマークで一目でわかります。

※投資は自己責任にてお願いします。

欧米の経済指標改善で出口戦略が意識される

UPDATE
2017.06.30
GATEGORY

昨日発表された欧米の経済指標の改善を受け、FRB・ECBの出口戦略が意識される展開となりました。

まず、欧州で6月ドイツCPIが発表され前年同月比+1.5%と予想を上回る上昇。ECB目標である2%には届きませんが、インフレ率の弱さへの懸念が高まっている中での改善ということでインパクトが強まりました。

また、先日ドラギECB総裁から出口戦略への転換を匂わせる発言がありましたが、昨日はカーニー・イングランド銀行総裁からも将来的な利上げについての話が出ており、欧州の出口戦略が強く意識されることになっています。

 

そして米国では第1・四半期GDP確定値が発表され、+1.4%と改定値+1.2%から上方修正されました。特に個人消費が改定値から倍近い伸びになっていることが目を引きます。

米景気回復は9月のバランスシート縮小開始、12月利上げをもくろむFRBの後押しとなります。

 

欧米の経済指標改善を受けての市場の反応はユーロ高ドル安。

NYダウは欧米の金融引き締め観測にようやく警戒を示し急落。ここまで独歩高を続けてきたNYダウですが、先日のイエレン発言でも割高感が指摘されるように、明らかに行き過ぎ感があります。7月暴落説もでていますが、そろそろ大きな調整がきてもおかしくないですね。

 

貴金属はユーロ高・ドル安・株安という上げ要素満載でも下落。下落の根本に利上げが絡んでいるだけに積極的に買い進んでいく理由がないという事でしょうか?

関連ブログRelated blog

お電話でもお気軽に
お問合せください
0797-62-8188電話をかける