相場天気予報MARKET FORECAST

引き続きハリケーン「イルマ」一過と北朝鮮情勢の一服で、リスク回避からの巻き戻しとなっています。

国連安保理で北朝鮮への追加制裁案が全会一致で採択されましたが、石油禁輸までは至らない中国・ロシアに対する妥協案。一応、北朝鮮はこの採択に強い非難声明を出していますが、さほど意味はなし。次の展開待ちです。

ドル・米金利は上昇していますが、米利上げへの不透明感も依然強く、勢いはさほどでもありません。明日発表される米ＣＰＩを見極めたいとの思惑も働いているようです。

貴金属は高値からの急落で底値を試すような動きになるかと思っていましたが、逆に反発。金は1330ドル台に戻してきました。

また、為替は近接した北朝鮮リスクが一服という事で大きく反応し、110円台まで急激に円安が進行。商品相場にとっては大きな追い風です。