相場天気予報MARKET FORECAST

昨日は特に大きな材料のない中、米欧中への金融緩和期待から市場はリスク選好が高まりを見せました。
先週までの急落で商品相場は値ごろ感もあり、戻りは非常に速いですね。
貴金属相場もアジアタイムからNYタイム引けまで堅調に上昇しました。
金は1600ドル、銀は28ドルを綺麗に上抜けて終わったのは好感できます。
久々にこの良い形のチャートを見た気がしますね。
欧州問題が一服し、6月で大底を打ったということになるのかはまだ見極めが必要ですが、市場は強気に転じてきました。
先月失望に終わったQE3期待が再度台頭していますが、米国の雇用低迷・景気減速は確認できるものの、欧州が一応の収まりを見せ株価が高い水準にある現状では、QE3発動の重いトリガーを引くことはできないのではないかと考えます。FRBも完全にQE3がないと思われることは市場に大きなマイナスをもたらすことを知っており、常に亡霊のようにその存在を匂わしていますが、その発動条件は思っているより非常に難しいものでしょう。過度の期待は禁物です。

本日、米国は独立記念日で祝日。さすがに本日は大きな値動きは期待できないです。