相場天気予報MARKET FORECAST

米早期利上げ観測後退からリスクオンとなっていた市場でしたが、昨日は世界経済の先行き不安からリスクオフに傾きました。

先日世界銀行が世界経済の成長率を下方修正したのに続き、昨日ドラギECB総裁がユーロ圏経済の先行きに懸念を示しました。欧州では英EU離脱の可能性が高まっていることあり市場は警戒感を強めています。

商品相場は前日の急騰に対する利益確定売りが入り軟調。ただ、安全資産として買われた金・銀は上昇しています。

一方、不安定なのが為替。一時106円台前半まで行ったのち、107円付近まで戻して終わっていますが流れは明らかに円高。日銀の追加緩和期待も遠のいてきており、きっかけ次第で105円割れを試す展開も十分あり得る状況。混迷は増しています。