相場天気予報MARKET FORECAST

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ビックイベント2日目

UPDATE
2013.08.02
GATEGORY

ビックイベント続きの2日目。

先ずは、中国製造業PMIが発表され50.3と市場予想49.9を上回る改善を見せました。

ただし、この統計を発表したのは疑惑がささやかれる国家統計局。一方で、より信頼度の高いといわれるHSBCのPMIは47.7と11カ月ぶりの水準となっています。大手国有企業中心の国家統計局と、民間中小企業の割合が高いHSBCという違いはありますが、中国の実経済については慎重な見方が必要でしょう。

 

 

欧州ではECB理事会が開催。

政策金利は0.5%で据え置きとなりましたが、ドラギECB総裁は追加利下げの可能性を示唆。世界的にも景気回復が遅れているのがユーロ圏であると改めて市場に認知されたことでユーロは下落しています。

 

 

そして米国ではISM製造業景況指数が発表され、55.4と市場予想52.0を大きく上回るサプライズな改善。また、この日発表された新規失業保険申請件数も32.6万件と市場予想34.5万件から改善したこともあり大きくドル高に振れました。

 

ここ最近は好調な米経済指数が出ると、早期緩和縮小観測が高まりリスクオフになっていましたが、昨日は素直にリスクオン。先日のFOMCから、緩和縮小は容易ではないと市場は感じ取ったようです。

ダウ・S&P500は再び史上最高値を更新しています。

しかし、貴金属市場はドル高を受け下落。金は1300ドル割れを試すところまで急落しました。一方で為替はドル高円安に動き、現在99円台。国内貴金属価格をサポートしました。

 

 

本日は大トリの米雇用統計。

今回の市場予想は18万4000人増との事。関連指数であるADP雇用統計や新規失業保険申請件数は大幅な改善となっており、ハードルは高まっている状況。20万人を越える改善となればリスクオン・ドル高が進み、金価格は大幅下落となるでしょう。逆に市場予想を下回ることになれば、期待が高い分、失望も大きなものになると思われます。

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