相場天気予報MARKET FORECAST

昨日発表されたＡＤＰ米雇用統計は、民間部門雇用者数が17万8000人増と市場予想18万5000人増を下回りました。

予想より弱い結果となりましたが、6月分が上方修正されていることも含め、雇用情勢の堅調さを確認できる内容でした。ただ、市場の目は雇用状況よりもインフレ関連に注目が集まっており、影響は限定的です。

混迷が続くトランプ政権では、昨日トランプ大統領がロシア制裁強化法案に署名。ロシアゲート疑惑が燻り続ける状況で、トランプ大統領としてはロシアに対して強硬な示すしかないでしょう。制裁に対するプーチン・ロシアの報復がどの程度のものになるか注目です。

市場のドル安傾向は継続。米金利も上げ渋っています。

貴金属はほぼ横ばい。現状ではこの辺りのレンジが居心地良さそう。

そして、独歩高を続けるＮＹダウはこの日も上昇。アップルの好決算を手掛かりに、6営業日連続の上昇でついに2万2000ドルを突破。明らかに行き過ぎに思えますが、現状の強い流れに逆らうだけの材料もありません。