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米当局から140億ドルの支払いを求められ、経営危機が不安視されていたドイツ銀行問題ですが、制裁金を54億ドルに大幅削減することで合意に近づいているとの報道がありました。

これを受け、世界的な金融不安が後退しリスクオン。株価は反騰し、安全資産として買われていた貴金属は下落に転じています。

米当局は勿論、支援を拒否したメルケル独首相もドイツ銀行を破たんの際まで追い詰め、無用の混乱を招くつもりは端からなかった話です。今回はこれで収まるでしょうが、まだまだ大きな問題をドイツ銀行は抱えているといわれています。どこまでその問題を水面下で封じておくことが出来るでしょうか？

英国ではメイ英首相が3月末までにＥＵ離脱を通告すると表明。イタリアの銀行の信用不安も懸念されるなど、これから再び欧州リスクが勢いを増してきそうです。