相場天気予報MARKET FORECAST

懸念材料となっていたスペインと中国に動きがありました。

まず、反緊縮デモが激化し、支援要請に踏み切ることができるのか不安視されていたスペインが緊縮財政策を発表。この背景には支援の条件として出される緊縮策を、自ら先手を打って発表することで交渉を有利に進めるという思惑があると思われます。つまりスペインは支援要請を前提に行動しているということが示されたことで、市場の緊張は緩みました。

また、景気後退が危惧されている中国では、国慶節明けに大規模な景気刺激策を発表するとの観測が出て、上海株式市場は急騰。

スペインと中国の懸念が和らいだことで市場はリスクオン。貴金属もここ最近の下落分を回復してきました。

このままスペインが支援要請に出てくれれば、一段高もあり得る相場です。