相場天気予報MARKET FORECAST

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※投資は自己責任にてお願いします。

シリア情勢の一服で貴金属は下落

UPDATE
2013.09.11
GATEGORY

ロシアによるシリアの化学兵器放棄が国際的に支持され、米国軍事介入の可能性が後退したことで市場はリスクオン。安全資産として買われていた貴金属は大幅下落となりました。

 

シリアの化学兵器放棄で事が収まれば、振り上げたコブシの下ろし先として米国の面子も潰さず、仲介したロシアも喜び、アサド政権も継続できる。三方両得ともいえる絶妙な落としどころです。

オバマ大統領も国民向け演説で、ロシアの提案を検討し、議会の対シリア行動採択を延期するよう要請したと発言。

当初、米国の軍事介入は決定事項かと思われましたが、回避される見込みが強まっています。しかし、中東情勢に関しては油断禁物。イスラエル辺りはこれで納得するわけもなく、まだまだ尾を引きそうな問題です。

 

シリア情勢の緊張一服で、9/18・19のFOMCに市場の焦点は向かいます。

尚、9/10からFRBはブラックアウト期間となり、金融政策に対する発言は禁じられています。市場では今回のFOMCでの緩和縮小発表が有力視され、その規模は50億~150億ドル程度と予想されています。QE3だけでも毎月850億ドル供給された資金に対して、50億~150億ドルの規模縮小ですから、実経済への影響は軽微です。ただ、いよいよ出口戦略に転換するというインパクトが強く、その影響が懸念されます。噂では緩和縮小開始による市場へのダメージを相殺する為、失業率目標を引き下げるなどのフォワードガイダンスの修正をセットにするとの話もあります。

いずれにしろ発表までは思惑で飛ぶ相場となります。

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