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パラジウム価格が急騰!プラチナとの関係は?

2018年11月頃にパラジウムの価格の急騰が起き、いま現在も高騰の状況が続いています。プラチナ価格に圧倒的に差をつけていることも気になるところです。そこで今回は、パラジウムの価格急騰の背景とともに、プラチナとパラジウムの関係を解説していきます。

パラジウム価格急騰の背景

パラジウムの価格が急騰していることはニュースなどでよくいわれているため、気になっている方も多いのではないでしょうか。パラジウムの価格急騰の背景には、2015年9月に独フォルクスワーゲンの排ガス不正処理事件が発覚してから、他のディーゼル車にも発覚し、欧州ディーゼル車が低迷に追い込まれたことが主なものとして挙げられます。ディーゼル車排気不正を受け、ガソリン車に需要が高まっており、その触媒となるパラジウムの需要が高まっているのです。

また、パラジウムは、もともと貴金属の中でも希少性が高いレアメタルであることから、近年、ますます供給不足に陥っています。これもパラジウムの価格の高さを支えています。
さらに、パラジウムの産地はロシアと南アフリカ共和国の2カ国で、世界全体の約85%を占めていますが、最大産出国のロシアが米国から受けた経済制裁も関係があります。その経済制裁の対象にパラジウム大手の会社も含まれていたのです。

パラジウムの価格急騰には、これらの背景があると考えられています。

プラチナ価格とパラジウム価格との関係

実は、プラチナの価格は、パラジウムの価格と密接に関係しています。

パラジウム価格急騰の背景として大きい、ディーゼル車の排ガス不正に伴い、ディーゼル車の触媒用途として使われているプラチナの需要も減っています。それを受け、ガソリン車の需要増しから、パラジウムは触媒用途として供給不足に陥っており、価格も上がりました。

このように、プラチナ価格はパラジウム価格と相対関係にあるのです。

また、プラチナ価格は大きく下落しました。もともとプラチナは、金やパラジウムとの比較において、2011年くらいまでは最も価格が高い貴金属だったのです。しかし昨今の情勢の変化などから、現時点で、プラチナは最も低い価格となっています。

このように、パラジウム需要とプラチナ需要は相対関係にあることから、今後、プラチナ価格を追っていく際には、パラジウム価格の動きも同時に見ていくことがポイントになるでしょう。

プラチナとはどんな金属?

そもそも、プラチナとはどのような金属なのでしょうか?

プラチナは、ご存知の通り、「白金」とも呼ばれる貴金属の一種で、装飾品として価値の高い金属です。体内の硫黄と反応することがないため、ほぼ永遠にその美しさを保つことができます。また先にも述べた通り、プラチナは自動車の触媒としても有用です。排気ガス浄化用として、有害な物資を無害な物質に浄化することができるのです。さらに、プラチナは近年、燃料電池の触媒としても注目されています。

いずれの用途においても、人間に有害な物質を浄化し、地球環境をクリーンにするのに役立っているところはプラチナの優秀なところです。

まとめ

貴重なプラチナではありますが、もしプラチナの買取依頼をお考えの場合、近年の価格の下落、しかも金よりも落ちているという現状を知っておくと、何かと役立つと考えられます。
また、プラチナは、その価格がパラジウムの価格と密接に関係しています。昨今のパラジウムの価格急騰もプラチナにご興味のある方は、パラジウムの価格も追うのをおすすめします。もし、プラチナの買取についてご不明点やお困りのことがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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